7月の旬を楽しむ~料理教室を振り返って~
毎月開催している尾﨑料理長の和食料理教室が、コロナウイルス感染予防のため8月までの期間、中止となりました。
移り変わる自然と共に旬の味わいを楽しむための工夫が詰まった料理教室。その再開の時まで、これまでの料理教室を振り返りながら尾﨑料理長がおすすめする旬の食材を紹介します。
【夏料理の工夫を楽しむ】
梅雨明けとともに夏の暑さがやってきました。
この時期は、蒸し暑さ、寝苦しい夜などで体調を壊しやすい時期です。そこで7月の料理教室では、“ 食欲の落ちる時期こそ、しっかりとご飯を召し上がれるように ”・・・という想いを込めて、献立が作られました。
「出汁は和食の基本」がモットーの尾﨑料理長。エンターテインメントな要素も加えつつ、しっかりと料理の基本をおさえ、一つ一つの素材の美味しさを引き出します。
食欲をそそるビジュアル。
爽やかな香り。
素材の美味しさ。
食感の楽しさ。
etc.
そのアイデアと工夫は、ご参加いただいた皆様に伝えられ、ご家庭の食卓を彩ったとか。
お客様からそのような後日談を伺うと、スタッフ一同、とても幸せな気持ちになります。
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(2015年7月の料理教室レポートより)
夏バテで体調を崩しやすい時期に昔から重宝されていた梅の飲みものですが、
ちょうど梅シロップが出来る時期には心に残るおもてなしとなるのではないでしょうか。
※ この日のウェルカムドリンクは、梅シロップを炭酸水で割った冷たい飲み物でした。中には、シロップに漬け込んだ梅の実入りです。
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土用の丑の日には暑気払いのご馳走としてよく食される鰻。今回は、山椒煮にして押し寿司を作りました。
こちらも皆様に実際に作っていただき、コツをつかんでいただいたようです。
押し寿司は「鰻の山椒煮」以外にも、「オクラの寿司」「トマトの押し寿司」「茄子の押し寿司」と、カラフルな夏野菜の寿司も並びました。
美味しさだけでなく、彩の良い料理の品々が、運ばれる度にお客様から歓声が上がり・・・次回は、どんなサプライズを用意しようか…と、尾﨑料理長は、今から楽しみにしているようです。
「焼き茄子、トマト、鰻の押寿司、蛸の茹で方等、すべて勉強になりました。」
とのご感想をいただいております。
一品一品に手間をかける楽しさを良くご存知の皆様は、また腕を上げられたのではないでしょうか。
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カラフルな夏野菜を使ったり、食欲をそそるような味付けを工夫して、ワクワクするような一品を皆様も作ってみませんか。
「よし!今日は押し寿司!」
「どんな食材を選ぼうか」
「素材の下ごしらえはどうしようか」
「あっさり系の食材を乗せるなら酢飯に一工夫しよう!」
「どの器に盛り付けようか」
工夫をこらして用意したご馳走を召し上がる方の喜びの笑顔を想像しながらの調理は、楽しいものです。
夏の暑さに負けず、元気が出る美味しいお料理を食べて、この夏もお健やかにお過ごしくださいませ。