10月の旬を楽しむ~料理教室を振り返って~
毎月開催している尾﨑料理長の和食料理教室は、コロナウイルス感染予防のため当面の間中止しております。
移り変わる自然と共に旬の味わいを楽しむ工夫が詰まった料理教室。その再開の時まで、これまでの料理教室を振り返りながら尾﨑料理長のおすすめする旬の食材を紹介いたします。
【実りの秋を料理で遊ぶ】
山々が、赤や黄色に染まり始める10月。
田では稲を刈り、畑では芋を掘り、そして、山では色づいた柑橘や柿、落ちた栗を収穫する時期を迎え、里山は人で賑わいます。
一年も後半を迎え、実りに感謝しながら、収穫した農作物を皆で美味しくいただく…そんな「実りの秋」を尾﨑料理長の料理教室でも毎年楽しんできました。
自然の恵みは、茹でてそのままでも十分に美味しく感じますが、蒸す、焼く、煮る、生で、など様々な調理法に加え、青ゆずや楓の葉を添えるという一工夫で食感、風味、香り、季節感と、味わいは更に深くなります。
秋は、豊富な食材を前に、尾﨑料理長の腕が鳴る季節でもあります。
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( 2017年10月の料理教室レポートより )
…さて、遊び心たっぷりの尾﨑料理長。
身近にある旬の食材を美味しい料理に変身させる様々なアイディアを紹介し、予定された献立に加え、盛りだくさんの料理で食卓を賑わせました。
甘く太った蕪や大根、
大きな栗、
豊富な種類の木ノ子、
土の中で栄養を蓄えた落花生やサツマイモ、といった自然の恵み。
コロッケや甘酢漬けに、
稲穂を揚げて花を咲かせ、
天ぷらやチーズ焼きに、と様々な料理となりました。
◎ 稲穂の素揚げ
稲穂ををポップコーンのように揚げて花を咲かせました。
しっかり乾燥させた稲穂を190℃の油で揚げます。
◎ 焼き茄子と茗荷の味噌汁
味噌汁に入れる茄子を焼きなすに変え、茗荷を添えることで風味が変わります。
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柑橘が色づき、青ゆずやカボス、みかんが店頭に並び始めるこの時期、
「ようこそ、お越しくださいました。」
そんな気持ちを込めてご用意するウエルカムドリンクに使ったのは、昔から様々な効能が伝えられる初々しい柑橘の飲み物です。
へボス、カボス、レモン、はちみつ、氷砂糖で作ったシロップを炭酸で割って、爽やかな香り、優しい酸味と甘味を楽しむドリンク。寒い日にはお湯で割り、ホットでもお楽しみいただけます。
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皆様は、実りの秋の食材をどのようなお料理で楽しまれていますか?
尾﨑料理長でしたら、今年はどのようなお料理を紹介してくださったのでしょうか。
そろそろ料理教室が恋しくなってきましたね。
また皆様とお会いし、ご家庭でのお料理話をお聞きしたいと思う今日この頃です。